今年の新米、実は去年より安い?|喜ぶ消費者と、コスト増に苦しむ農家のあいだで

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「今年は新米が安い」――そんな話、もう耳にしていませんか?
農林水産省の発表によると、生産者と卸売業者の間で取引される「相対取引価格」は、2025年10月をピークに下落傾向が続いています。スーパーの店頭でも、新米が去年より1,000円以上安い価格で並び始めたという報道もありました。

さらに、生産者と消費者を直接つなぐ産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営する雨風太陽が2026年8月に実施した調査でも、令和8年産米の小売価格や生産者に支払われる概算金に下落の動きがみられるとされています。

ここ数年、「お米が高い」というニュースをずっと見てきただけに、この流れには正直驚きました。

なぜここまで安くなっているのか。理由はシンプルです。

背景には、前年産米の在庫が増えていることに加え、今年の米も十分な供給が見込まれていることがあります。こうした需給環境の変化が、米価の下落につながっていると考えられます。

ご機嫌ノート
ご機嫌ノート

我が家もパンより米派。単純に家計として嬉しいニュースのように思えますが、この「安さ」の裏側には、もう少し複雑な事情がありそうです。

安さをめぐる、消費者と生産者それぞれの本音

家計にとってはうれしい流れですが、日本全体で見ると、この値下がりへの受け止め方は一様ではないようです。

米価下落を歓迎する消費者は60.0%

消費者にとっては「安くなるとうれしい」一方で、生産者側では「コストが増えている」という状況があります。同じ米の価格でも、立場によって受け止め方が大きく異なることが分かります。

消費者の6割は「歓迎」、でも1割強は「不安」

米価下落を歓迎する消費者は60.0%
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000298.000046526.html

株式会社雨風太陽が、ポケットマルシェユーザー1,549名を対象に実施した意識調査によると、米価の下落について「歓迎している」と答えた消費者は60.0%にのぼりました。
半数以上が、家計にとってうれしい流れとして受け止めていることになります。

一方で、15.1%は「不安・懸念を感じる」と回答しています。自由回答では、価格が下がることで生産者の収入が減り、今後も米づくりを続けられるのか心配する声も見られたそうです。

ご機嫌ノート
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安いのは助かる。でも、「それでいいのだろうか?」と考えている人も多いことがアンケートからわかります。

生産者の9割超が「生産コストが増えた」と回答

同じ調査を、今度は生産者側から見てみます。

前年より米の生産コストが増えた生産者は91.2%
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000298.000046526.html

前年と比べて米の生産コストが「増えている」と答えた生産者は91.2%。肥料や燃料、農機具の維持費など、あらゆるコストが重くのしかかっている様子がうかがえます。

令和8年産米の概算価格を生産コストや労力に見合わないと回答した生産者の割合
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000298.000046526.html

さらに厳しいのが、令和8年産米の概算価格に対する評価です。生産者34名のうち、価格をすでに評価できた19名に限られますが、その19名全員が「生産コストや労力に見合っていない」と回答しました。

安くなって喜ぶ声がある一方で、その価格では続けられないと感じている生産者が確かに存在する。ここには、消費者と生産者のあいだの、埋めがたいギャップがあります。

生産者から寄せられた声

自由回答では、生産現場の実感がこもった声も寄せられていました。

政府に対して、農業者が安心して生産を続けられる価格の目安を示してほしいという要望。
農家の生活が成り立たなければ、いずれ生産をやめざるを得なくなるという危機感。
そして、農家に支払われる概算金と、店頭に並ぶ小売価格の違いを、農家も消費者もきちんと理解したうえで売り買いしてほしいという願い。

いずれも、価格という数字だけでは伝わらない声でした。

<生産者調査>
調査対象:ポケットマルシェ登録の米生産者
調査期間:2026年8月15日~8月19日
調査方法:インターネット調査
有効回答数:34名
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000298.000046526.html


「安いから買う」を見直すきっかけ

ここまで読んで、価格だけで選ぶことに、少し引っかかりを感じた方もいるかもしれません。

お米を購入するときに最も重視すること
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000298.000046526.html

実は、同じ調査でおもしろいデータが出ています。米を購入するときに最も重視する項目として「価格」を挙げる消費者が多い一方、生産者本人が発信するこだわりや生産背景、抱えている課題を知ることで、82.4%が「米の価格に対する見方が変わる」と回答しているのです。

さらに、そうした情報を知った場合には「普段購入している米より価格が高くても購入したい」と答えた人が74.9%にのぼりました。

ご機嫌ノート
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価格だけで選んでいたはずなのに、背景を知ると見え方が変わってきませんか?「安いから嬉しい」も「高くても納得して買いたい」も、どちらもあなたの本音だと思います。

<消費者調査>
調査対象:ポケットマルシェユーザー
調査期間:2026年8月15日~8月19日
調査方法:インターネット調査
有効回答数:1,549名
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000298.000046526.html

では、実際にお米を選ぶときは、どこを見ればいいのでしょうか?
価格だけでなく、生産者や産地、栽培方法などにも目を向けてみると、納得して選べるお米が見つかるかもしれません。

新米の価値を知って、価格だけで選ばない

背景を知ることで価格の見方が変わる。そんな話をしてきましたが、ここからは新米そのものの話をしていきます。

価格だけでは分からない、新米の魅力

では、米と通常のお米、実際どれくらい味の違いを感じている人が多いのでしょうか?

新米と通常のお米で味の違いを感じるか

米の通販サイト「みずほ屋」と株式会社NEXER Groupが、全国の男女400人を対象に行った調査によると、新米と通常のお米で「味の違いを感じる」と答えた人は88.2%にのぼりました。
ほとんどの人が、何らかの違いをはっきり感じ取っているようです。

具体的にどんな違いかというと、最も多かったのが「香りがよい・強い」で57.7%。次いで「甘みが強い」が49.0%、「粘り・もちもち感がある」が44.3%と続きます。香りだけでなく、甘みや食感まで含めて、新米ならではの魅力を感じている人が多いことがわかります。

ご機嫌ノート
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炊きたての香りがふわっと広がる。一口食べると、いつもより甘みを感じる。そんな体験があるから、毎年秋になると新米が買いたくなるんですよね。

※本データは株式会社NEXER Groupとみずほ屋による調査に基づきます。詳細はみずほ屋(https://www.okome-mizuhoya.com/)をご覧ください。

お米の『新米シーズン』に関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2026年8月10日 ~ 8月16日
調査対象者:事前調査で「普段お米を購入することがある」と回答した全国の男女
有効回答:400サンプル
PR TIMES

精米5kg、いくらなら買い続けられる?

香りや甘みを楽しみたい。そう思っても、やはり気になるのは価格です。

お米を選ぶ際に最も重視するポイント

株式会社NEXER Groupとお米の通販「伊達の蔵出し本舗」が、全国の男女350人を対象に行った調査では、お米を選ぶ際に最も重視するのは「価格」と答えた人が42.3%で最多となりました。

では、消費者は精米5kgのお米を、いくらくらいなら継続して購入できると考えているのでしょうか。
精米5kgを継続して購入できると思う価格帯を聞いたところ、最も多かったのは「2,501円〜3,000円」で41.7%。次いで「2,001円〜2,500円」が20.9%という結果でした。

※これは2026年8月に実施された調査で、消費者が「継続して購入できる」と考える精米5kgの価格帯です。実際の店頭価格や新米の販売価格を示すものではありません。

※本データは株式会社NEXER Groupとお米の通販「伊達の蔵出し本舗」による調査に基づきます。詳細は伊達の蔵出し本舗(https://www.datekura-takumi.jp/)をご覧ください。
お米の購入・消費実態に関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2026年8月1日 ~ 8月7日
調査対象者:事前調査で「お米(白米)を日常的に購入している」と回答した全国の男女
有効回答:350サンプル
PR TIMES

まとめ | 値段の裏側にあるものを知って選ぶ

今年の新米が安いのは、家計にとって素直にうれしいニュースです。ただ、その裏側では、コスト増に苦しみながら米づくりを続ける生産者がいることも、今回の調査から見えてきました。

安いから買う。それも間違いではありません。ただ、生産の背景を少し知るだけで、同じ一杯のご飯が、これまでと違って見えてくるかもしれません。

ご機嫌ノート
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正直、今まで価格しか見ていませんでした。でも今回いろいろ調べてみて、次に新米を手に取るときは、その一粒が届くまでの道のりにも、自然と目がいってしまう気がします。


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ご機嫌ノート
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フリーランスで活動しながら、暮らしをちょっとラクにする情報を発信しています😊

好きなものは温泉♨️と
サウナ🧖‍♀️

最近、お酒が弱くなりました🍺😂

宅配サービスや冷凍弁当も愛用中🍱
「昔は微妙だったのに、最近のは食材が大きくて食べ応えある!」と、その進化にびっくりしています。

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